2022年12月15日2 分

水性塗装壁

最終更新: 2023年1月13日

塗装は、職人が全て手作業で塗るため、自然なムラが生じます。乾燥や振動、施工時期の気候や、経年劣化によりクラック(ひび割れ)が発生します。これらは材料・工法の特性で、標準的な施工でも発生する現象です。また、手垢による黒ずみや、傷などもつきやすいですが、経年変化が感じられる味わいのある質感が特徴です。


 

●軽度の汚れ・・・

きれいな消しゴムを使い軽く擦るとキレイになる場合があります。あまり力を入れすぎると塗装面を傷つけてしまうため注意してください。

それでも落ちない場合は、無水エタノールまたは住宅用洗剤を水で薄めたものを布に染み込ませ、固く絞った布で擦って頂くと、きれいになる場合があります。汚れが落ちたら乾いた布で水分を拭き取ってください。


 

●ひどい汚れ・・・

消しゴムや洗剤を使っても汚れが落ちない場合は、汚れの上から塗料の上塗りをおすすめします。


 

●クラックの補修方法・・・

壁の塗装面については、建物の振動・気候の変化やエアコンの利用での乾燥などによりクラックが入ることがあります。『コークボンド』でクラックを埋めて目立たなくする方法をお試しください。また、コークボンド使用後に、引渡し時にお渡ししているタッチアップ材で塗装をして頂くと、より目立たなくなります。

経年による塗装のクラックの事例


『コークボンド』で隙間を埋め目立たなくする方法

対象素材:塗装、ビニールクロス、紙クロス

使うもの:マイクロファイバーウエス / マスキングテープ / コークボンド

①クロスの隙間を確認します


 

②埃や汚れを拭き取ります


 

③周囲にマスキングテープを張ります


 

④コークボンドを差し込みます


 

⑤余分なコークボンドを拭き取ります


 

⑥作業完了です


 


油脂性の汚れ(手垢、油性ペンなど)の落とし方

対象素材:塗装、ビニールクロス、塩ビタイル、磁器タイル
 
使うもの:マイクロファイバーウエス ×2(またはメラミンスポンジ)/洗剤(中性洗剤または弱アルカリ洗剤)


 

①汚れを確認します


 

②水もしくは洗剤で汚れを落とします


 

③清掃後、洗剤を拭き取るため乾拭きします


 

④作業完了です


 

  • 塗料がいったん乾燥すると被膜ができ水に溶けなくなりますが、塗装を施す下地が水に強くない場合(プラスターボード等)、水分を多く使用すると塗装の剥がれを引き起こす可能性があります。

  • 塗装は強くこすると剥がれや傷がつく可能性がありますので、様子をみながら少しづつ進めるように注意しましょう。

塗装壁のおそうじ方法
 

塗装壁のひび割れ・壁紙の隙間補修